ブラックの人がカードローンの審査に落ちる理由と安全な借り方を紹介

2024.06.27
ブラックの人がカードローンの審査に落ちる理由と安全な借り方を紹介

「ブラックでも利用できるカードローンはないか」と探している人もいるかもしれませんが、ブラックの人はカードローンを利用できません。これには法律も関係しているので、どの借入先を選んでも借入は無理です。

しかし、借り方を選べばブラックでもお金を借りる方法がないわけではありません。

今回はそもそもブラックとは何かを解説し、ブラックでもお金を借りる方法を紹介します。お金が借りられなくて困っている人は、ぜひチェックしてみてください。

とくに次のようなお悩みがあるなら必見です。

  • スーパーブラックでも借りれるカードローンってどこ?
  • ブラックリストに載ってても融資可能な銀行で借りたい
  • ブラックリストでも審査なしで10万借りる方法を教えて

詳しくご紹介します。

Contents

そもそもブラックとはどのような状態?基礎知識を紹介

そもそもブラックとはどのような状態なのか、基礎知識を紹介します。「自分はブラックだと思っていたけれど実は違った」という声もあるので、まずはどのような状態だとブラックだと言うのか、確認しましょう。

ブラックとは信用情報機関に滞納などの情報が記録されている状態

ブラックとは、以下のような返済上の問題を起こした情報が、信用情報機関に記録されている状態を言います。

情報の種類 内容
長期滞納 61日以上または3ヶ月以上にわたって返済ができなかった
強制解約 契約を強制解除された
代位弁済 保証会社のついているローンで支払いができず保証会社に立て替えてもらった
債務整理 法的な手続きを取って返済額を減らしてもらった

参考:指定信用情報機関のCIC

信用情報機関とは個人がお金を借りた事実に関する記録を残す機関で、保管されている情報を信用情報と呼びます。信用情報が保管されているのは、申込者の返済能力を超える融資をしないためです。

業者や銀行がお金を貸す時には、信用情報を照会する仕組みになっています。信用情報を照会して返済上の問題があれば、返済能力に問題があると判断されて審査に通りません。

ブラックの状態にあることを「ブラックリストに載っている」と例えるケースも見られますが、ブラックリストというリストが存在するわけではありません。

ブラック自体も正式な言葉ではなく、比喩です。信用情報機関に返済上の問題を起こした事実が掲載されている状態を、わかりやすく例えています。

ブラックだと融資を受けられないが「元ブラック」なら可能性あり

ブラックだと返済能力がないと判断されるので、融資は受けられません。ただし、「元ブラック」なら借入ができる可能性があります。元ブラックとは、過去に掲載されていた返済上の問題を起こした記録が削除された状態です。

返済上の問題を起こした記録は、5年間で削除されます。債務整理の中には自己破産も含まれますが、自己破産のみ10年間記録が残る場合があります。

返済上の問題を起こしたら、永遠に借りられないわけではありません。記録が消えるまで待てば、審査に通る可能性があります。

参考:自己破産後に信用情報が回復するまでは5~10年!回復までにすべきことは?

ブラックリストを解除できるのは情報が間違えていたときだけ

ブラックリストを自分で解除できないかと考える人もいるかもしれませんが、解除できるのは情報が間違えていた時だけです。正確な情報の場合は、5年間または10年間経過するまで解除できません。

長期延滞の記録も5年間で解除されますが、完済しない限り解除されない点に注意が必要です。返済しないまま放置しているといつまでも情報が残り続けるので、まずは完済を目指しましょう。

「元ブラック」の人が借りるなら銀行よりも消費者金融がおすすめ

元ブラックの人が借りるなら、銀行カードローンよりも消費者金融がおすすめです。ブラックリストから情報が削除されれば借入は可能になりますが、ブラックだった人は5年間どこからもお金を借りていない状態になります。

信用情報にはクレジットカードの利用や一般的なローンの利用も含まれているので、5年間借入をしていない状態は不自然だと思われる可能性が高いです。若い世代の人ならそこまで不自然に思われませんが、若者でなければブラックだったのではないかと疑われます。

金利の低いカードローンは審査に融通が利きにくい傾向があり、銀行カードローンでは審査に通らない可能性が高いでしょう。ブラックの状態を抜け出した時には、消費者金融からの借入がおすすめです。

ブラックが解除されたときに選びたい消費者金融カードローン4選

ブラックが解除されたときに選びたい消費者金融カードローンを、4種類紹介します。利便性が高く即日融資にも対応できるので、審査が不安で早めに結果が知りたい人におすすめです。

SMBCモビットはWEB完結で申し込むと手続きしやすい

SMBCモビットは、WEB完結で申し込むと電話連絡も郵送物もなく、手続きがしやすい消費者金融です。最短審査時間は30分なので、審査結果が不安なときにも待ち時間が少なくて済みます。

申し込み後に電話をすれば、優先的に審査を始めてもらえるのもメリットです。ただし、曜日や時間帯によっては、当日中に審査結果が出ない場合もあるので、できるだけ早い時間に申し込みましょう。

項目 内容
金利 年3.0~18.0%
利用限度額 1万円~800万円
最短審査時間 30分

WEB完結申込には条件があるので、条件を確認した上で申し込みましょう。

参考:キャッシング、カードローンはSMBCモビット【公式サイト】

最短30分で審査が可能!アプリからの申し込みが便利なプロミス

プロミスの最短審査時間は30分なので、あまり待たずに審査結果が聞ける可能性があります。アプリにも力を入れているので、アプリから申し込んでもよいでしょう。

Web明細の利用とメールアドレスの登録を条件として、初回出金日の翌日から30日間無利息で借りられます。プロミスは、利息を節約しながら借りたい人にもおすすめです。

項目 内容
金利 年4.5~17.8%
利用限度額 500万円まで
最短審査時間 30分
審査通過率 39.0%

原則在籍確認の電話がないので、職場の人に借入がバレなくない人にも向いています。

参考:キャッシング・カードローンなら消費者金融の【プロミス】公式サイト

返済日の自由度が高く返済計画が立てやすいアコム

アコムは返済日の自由度が高く、返済計画が立てやすい消費者金融です。ブラックから再度借り入れをする際には、特に念入りに返済計画を立てなければいけません。

項目 内容
金利 年3.0~18.0%
利用限度額 1万円~800万円
最短審査時間 30分

原則電話連絡もなく、審査時間は最短30分とスピーディーです。はじめてアコムを利用する人は、契約日の翌日から最大30日間無利息で借入できるサービスもあります。

参考:【アコム公式】カードローン・キャッシングなら消費者金融のアコム

1,000円単位での借入もできて利息を節約しやすいアイフル

アイフルは1,000円単位での借入も可能で、利息を節約しやすい消費者金融です。1,000円単位で借りたい場合は、アイフルATM・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMを利用しましょう。

項目 内容
金利 年3.0~18.0%
利用限度額 1万円~800万円
最短審査時間 25分(※Web申し込み)

原則電話連絡もなく、郵送物なしでの契約も可能です。アイフルを初めて利用する人なら、契約日の翌日から最大30日間無利息で借りられます。

参考:カードローンやキャッシングは消費者金融のアイフル【公式】

ブラックでもお金を借りる方法とは?借り方を選べば安全に借りられる

ブラックの状態だと、カードローンは利用できません。しかし、方法を選べば安全にお金が借りられます。どのような方法があるのか、具体的に確認しましょう。

ブラックの人がお金を借りたい時におすすめなのは質屋

ブラックの人がお金を借りたい時におすすめなのは、質屋です。預けるものがあれば、査定価格の範囲内で借入ができます。

万が一返済ができなくても、質屋は預かった品物を売却して貸したお金を回収できるので、審査はありません。審査は返済能力を確かめるものなので、返済ができる状態なら審査なしでもお金が貸せるのです。

ブラックの人はローン審査には通りませんが、審査のない質屋なら問題なく借入ができます。

総合口座を開設している人は定期性の預貯金を元に借りる方法も

銀行に総合口座を開設している人は、定期性の預貯金を元に借りる方法も考えられます。定額貯金や定期貯金、定期預金などを担保として借りれば、審査は必要ありません。

ゆうちょ銀行で総合口座を開設している場合は、貯金担保自動貸付けという名称のサービスが利用可能です。

その他の金融機関では、金融機関によってサービスの名称や担保とできる預金の種類が異なります。中には預金だけではなく公債を担保に借りられる金融機関もあります。

審査がないので、ブラックの人でも借りられる方法です。

生命保険をかけていれば契約者貸付の制度で借りられる場合もある

解約返戻金のある生命保険をかけていれば、契約者貸付の制度で借りられる場合があります。契約者貸付とは解約返戻金の一部を借りられる制度で、一般的には解約返戻金の7割から8割程度まで借入が可能です。

解約返戻金が担保になるので、ブラックの人でも審査なしで借りられます。ただし、返済ができないまま元金と利息の合計額が解約返戻金の範囲を超えると、保険が解約されれるので、返済はきちんとしましょう。

ブラックでも借りられる消費者金融はない!非正規の業者に注意して

「ブラックでも借りられる」「誰にでも100%融資」など、審査の甘さを前面に出して融資を誘っている業者は、非正規の業者です。融資を受けてはいけません。非正規の業者とはどのようなものか、正規の業者はどうやって見分ければよいのか、確認しましょう。

ブラックでも借りられるところは法外な金利請求などの問題がある

消費者金融は貸金業法によって審査を義務付けられていて、返済能力のない人には融資を行っていません。信用情報機関に信用情報が保管されているのも、返済能力以上の融資をしないためです。

ブラックでも借りられるところは、法律を守っていないことになります。非正規の業者は闇金と呼ばれる場合もあり、闇金に申し込むと以下のような問題に巻き込まれる可能性があるので、利用しないようにしましょう。

  • 高額な利息の請求を受ける
  • 利息が高すぎて返済しても元金が減らない
  • 暴力的な取り立てで返済を迫る
  • 自宅や会社に連絡されて借入をバラされる
  • 個人情報を悪用する
  • お金をだまし取る

利用者を守るために、正規の業者は貸金業法を守って営業しています。そのため、高額な金利請求や暴力的な取り立てに遭うことはありません。家族も含め周りに借入がバレないよう、プライバシーにも配慮してくれます。

必要なお金は利息のみで、保証料などの名目でお金を請求されることもありません。

消費者金融と闇金の見分け方を知って安全に借りよう

消費者金融と闇金の見分け方を知るために、闇金の特徴を確認しましょう。

  • 審査の甘さを強調して融資を誘っている
  • DMやメールを送ってくる
  • 表示している電話番号が携帯番号になっている
  • 貸金業者としての登録番号を表示していない

見分けるのが難しい場合は、金融庁の公式サイトの「登録貸金業者情報検索サービス」を利用しましょう。業者名や連絡先などを入力すると、正規の業者なら表示されます。

闇金が正規の業者の名称を名乗っている場合もあるので、電話番号や登録番号も確認しましょう。

ブラックでも借りれるカードローンについてのQ&A

信用情報に問題がある方、いわゆる「ブラック」でも借り入れが可能なカードローンについての疑問を解消します。それぞれの状況に応じた最適な選択をするための参考にしてください。

ブラックでも借りれるカードローンってあるの?

実際のところ、信用情報に問題がある「ブラック」の方でも借りられるカードローンは存在します。しかし、ここで注意すべきは、そういったカードローンは審査基準が緩やかな一方で、利息が高かったり、返済条件が厳しかったりする傾向にあるということです。

これらは借り手のリスクが高いと見なされるため、そのリスクをカバーする形で高利息や厳しい条件が設定されるわけです。従って、無理な借り入れは避け、必要な場合にはしっかりと計画を立ててから利用することが大切です。

ブラックでも借りれるカードローンの審査基準は?

「ブラック」でも借りられるカードローンの審査基準は、通常のカードローンよりも緩やかな場合が多いです。しかし、それでも完全に審査が無いわけではありません。例えば、安定した収入があるか、身分を証明できる書類が揃っているか、などはチェックされます。

また、大手ではない業者が多く、その中には悪質な業者も存在します。そのため、金融機関を選ぶ際は信頼性や取引条件をよく確認することが重要です。

ブラックでも借りれるカードローンの利息は高い?

「ブラック」でも借りられるカードローンの利息は、一般的には通常のカードローンよりも高いです。これは貸し手側が借り手の信用リスクをカバーするための措置です。具体的な金利は各金融機関によりますが、法的には年利20%を超える設定は禁止されています。

そのため、借りる際は利息や返済条件をしっかりと確認し、自分自身が返済可能な範囲で借りることが重要です。

ブラックでも借りれるカードローンは返済が大変?

「ブラック」でも借りられるカードローンの返済が大変になるか否かは、借り手の返済計画や経済状況によるところが大きいです。借り入れる金額や利息、返済期間などを考慮に入れて、自分自身が返済可能な範囲で借りることが大切です。

その上で、もし返済が困難になった場合は、早めに金融機関と相談し、返済計画の見直しや繰り上げ返済などのオプションを探ることが推奨されます。

ブラックリストに載ったら一生借りられない?

一般的に信用情報機関のブラックリストに載ると、その情報は一定期間(主に5年)記録されます。その期間は借り入れが難しいとされていますが、一生借りられないわけではありません。

期間が経過し、収入が安定していれば、再び借り入れが可能になることもあります。しかし、それに先立ち、返済計画の立て直しや金融リテラシーの向上などを図ることが重要となります。

ブラックでも借りられるカードローンはない!情報が消えるまで待とう

ブラックでも借りられるカードローンはなく、借りるには信用情報機関から情報が削除されるのを待つしかありません。審査なしで融資をすると甘い言葉で勧誘するのは、闇金です。危険なので、借入は避けましょう。

ブラックの人がお金を借りるなら、担保のある方法を選びましょう。質屋や定期性の預貯金を利用しての借入なら、審査がなくても安全です。

滞納しているお金を完済しない限り、信用情報機関から情報が消えません。滞納したままの人は、まず完済を目指しましょう。